1950-03-24 第7回国会 参議院 本会議 第32号
更にデフレ恐慌下における産業不振により就業の困難が加重されており、失業問題は重大な社会問題として深刻な様相を帶びて参つておるのであります。
更にデフレ恐慌下における産業不振により就業の困難が加重されており、失業問題は重大な社会問題として深刻な様相を帶びて参つておるのであります。
稻垣通産大臣のごとき、先日この壇上において、企業合理化が行われるのは今日のごときデフレ恐慌下が最も好適であると放言しておられます。池田大蔵大臣の表現をそのまま拜借いたしますと、正しく国民経済に対する国の干與を極力排除し、企業の自主性を尊重された結果であろうと想像するものでありますが、併し客観情勢から判断するいわゆる企業合理化も漸く一定の限界に到達したかの観があるのであります。